土壌測定と土壌サンプルの採取方法についてご案内させていただきます。当所では、土壌専用の簡易スクリーニング測定(500mlフラット容器を使用)を実施しています。
測定対象の土壌
神奈川県内の汚染の軽度な土、市販流通品の土
OK の例:畑の土、庭土、家庭菜園の畑、休耕地、果樹園、砂場、市販の園芸土・造園土など
NG の例:歩道や屋上などの堆積物や側溝や浸水マス、雨どい下などから採取したものなど
※ 測定所でスクリーニングを行い、高濃度の数値が出た場合は、測定せずに土壌をお返しする場合があります。
測定に必要な量と検出限界値
当所の土壌測定に必要な量と検出限界値は、次のとおりです。
【容量】500ml 【検出限界値】50 Bq/kg 程度
※土壌には、食品に比べて非常に多くの天然核種が存在します。弊所で使用している測定器は、検出器の性能からこれら天然核種と、I-131やCs-137、Cs-134の分離が困難な場合が多々あります。また、土壌に含まれる水分により、測定値は実際の値より低く出る傾向があります。よって、測定された値は、あくまでも目安とお考えください。
土壌サンプルの作り方・持ち込み方法
500ml分の土をビニールに詰めてご送付(または持ち込み)いただきます。
送って頂いた検体をそのまま500mlの測定用容器に入れて測定します。
汚染防止のため、測定所にてビニール袋の開封または詰め直し等はいたしません。
土壌の量が多すぎたり、必要以上に大きなビニール袋を使用されると、測定容器に納まらず、測定不可となりますのでご注意ください。
また輸送中にビニールが破損しないよう箱に入れて送付して下さい(紙袋等はNGです)。
詳しくは以下のpdfをお読みください。
【一般土壌】(pdf) |
【市販の土】(pdf) |
土の容量が多すぎたり袋が大きすぎたり、そのままでは測定できない状態で持ち込まれるケースが増えています。
また、輸送時の圧迫によると思われる、ビニールの穴あきが数件報告されています(高汚染の土壌だったため、スタッフが被曝の危険にさらされました)。
土サンプルの作り方・送り方については必ず上記のPDFを読み、そのまま測定できる状態でご送付(お持ち込み)お願いいたします。
測定スタッフは、子どもを心配する普通のお母さんボランティアです。測定スタッフの安全を守るため、皆さまのご協力をお願いいたします。
採取する深さ
公的なデータと比較したい場合は、一般的な庭土や公園などの場合は深さ5cm、畑の場合は深さ15cmで採取することをお勧めしています(土壌測定は、文科省が深度5cm、農水省が深度15cmを掘って採取する方法を採っております)。
「子どもが遊ぶ表面の汚染が知りたい」「深さ毎に汚染を調べたい」といった特別な目的がある場合は、ご希望の採取方法でかまいません。
検体情報について
お申し込みの際は以下の情報をお知らせください(お申し込みの時点で不明の場合は、後からメールでお知らせ頂くか、土壌送付の際にメモに書いて添付してください)。
【土の種類(必須)】庭土、畑、休耕地、砂場 など
【採取地(必須)】公開可能な範囲:横浜市〇区〇町 など
【採取した深さ(必須)】5cm など
【その他特記事項】汚染の可能性がある腐葉土を混ぜて耕しました など
【線量計をお持ちの場合:地面に線量計を置いた時の測定値と使用機種】Radiで0.12μsv/h など
【線量計をお持ちの場合:袋に詰めた状態で線量計をあてた時の反応】反応なし(空間線量と変わらず)など
【畑の場合:耕した深さ】深さ15cm など
【畑の場合:肥料/土壌改良剤】〇〇を配合 など
ご予約をお待ちしております。土壌測定のお申し込みはこちらから